目の下の脂肪注入でクマ・たるみ治療！失敗例やダウンタイムについて解説

目の下の脂肪注入は、気になる目の下のクマやたるみを解消することができる施術です。

目の下にクマやたるみがあると、疲れて見えたり、老けてみえたり、不健康に見えたりと、悩みにつながってしまうことも。

目の下のクマやたるみはコンシーラーやファンデーションなどメイクでのカバーが難しいため、根本的に症状を改善したいという場合には美容医療の施術を受けるのがおすすめです。

この記事では、目の下の脂肪注入について詳しくご紹介していきます。

気になる目の下のクマ・たるみがある方、これから目の下の脂肪注入の施術を受けてみたいとお考えの方はぜひ記事を参考にしてみてください。

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目次

1. 目の下の脂肪注入とは？

2. 目の下のクマ・たるみのタイプに合わせた治療がおすすめ

　2-1. 経結膜脱脂のみ

　2-2. 脂肪注入のみ

　2-3. 経結膜脱脂＋脂肪注入

　2-4. 下眼瞼形成術（下眼瞼切開術）

3. 目の下の脂肪注入で使用する脂肪について

目の下の脂肪注入の料金相場

4. 目の下の脂肪注入の施術の流れ・手順

5. 目の下の脂肪注入のダウンタイム・痛み

6. 目の下の脂肪注入の失敗例やリスク

7. 目の下の脂肪注入の副作用や注意点

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記事監修者

MIKIクリニック豊中駅前　池田 幹則　医師

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目の下の脂肪注入とは？

目の下の脂肪注入とは言葉の通り、目の下に脂肪を注入する治療法のことをいいます。

自分自身の脂肪を注入する施術のため、異物反応を起こしにくく、安全性が高いことが特徴です。

｜切らずに目の下のクマ・たるみが治療できる

目の下のクマ・たるみ治療にはまつ毛に沿って切開し、たるんでしまった余分な皮膚や脂肪を除去する施術もありますが、目の下の脂肪注入の場合は、目の下を切らずに治療ができます。

そのため、切開を伴う施術と比べるとダウンタイムが少なく、人によっては腫れが出ることもありますが、メイクでカバーできる程度。

翌日から仕事ができることもあるほどなので、忙しくてなかなか時間が取れないという方にもおすすめの施術です。

また、切らない目の下のクマ取り治療については下記の記事でもご紹介しておりますので、よろしければこちらもご覧ください。

⇒目の下のクマ治療におすすめな5つの施術！費用やダウンタイムも解説

｜半永久的な効果がある

目の下のクマ・たるみ取りの治療の一つであるヒアルロン酸注入の場合、一定期間が経過するとヒアルロン酸が体内に吸収されてしまいます。また血流障害のリスクもあります。

一方、目の下の脂肪注入の場合は注入した脂肪の一部が体に定着することで自分自身の脂肪となるため、半永久的な効果があることが特徴です。

今までヒアルロン酸注入を繰り返し受けていたという方にも、目の下の脂肪注入はおすすめの治療となっています。

しかし、5年後、10年後になると加齢によって顔の変化があり、生着した脂肪に過不足が生じる可能性もあります。経過が心配だという方は、定期的にクリニックに通って医師に経過観察をしてもらうようにしましょう。

｜脂肪吸引によって余分な脂肪を除去できる

脂肪注入はご自身の脂肪を吸引して行う施術なので、気になる部分の脂肪を除去できるというメリットがあります。

脂肪吸引と同じような方法によって脂肪を採取していくため、間接的に脂肪を減らすことができます。どこの脂肪を採取するかは、医師と相談の上、希望があれば診療の際に伝えて検討してもらうようにしましょう。

｜目の下のほかにもさまざまな部位の施術が可能

脂肪注入は目の下だけではなく、さまざまな部位の施術が可能です。

・目の上の凹み（上眼瞼）

・頬

・ほうれい線や口の周辺

・額

・こめかみ

・唇

・バスト

そのほか、傷跡などにも注入可能

目の下のほかにも凹みやボリュームが気になる部分があれば、あわせて脂肪注入を考えてみてもいいかもしれません。

目の下のクマ・たるみのタイプに合わせた治療がおすすめ

目の下のクマ・たるみのタイプは人それぞれ異なります。

タイプによっても最適な治療は異なるため、自分に合った施術が受けられるよう、施術やクリニックを比較してみましょう。

｜経結膜脱脂のみ

経結膜脱脂とは、目の下のふくらみの原因である眼窩脂肪を除去する施術のことです。

下まぶたの裏側を小さく切開して、そこから眼窩脂肪を取り除くため、外側から見たときに傷が残ることはありません。

経結膜脱脂については下記の記事でも詳しくご紹介していますので、よろしければこちらの記事もチェックしてみてください。

⇒経結膜脱脂（目の下）とは？施術の流れやダウンタイムについて解説

｜脂肪注入のみ

目の下のふくらみ（眼窩脂肪）がなく、目の下が凹んでいることで黒クマになってしまっている方は、脂肪注入が向いています。

目の下のくぼんでしまっている部分に脂肪を注入することで適度にふくらみを作り、目の下と頬の境目部分の溝を埋めることで、黒クマを解消。

目の下と頬の境目の凹みが解消されなめらかになるため、正面から見たときだけではなく、斜めや横から見たときの凹凸が解消され、若々しい印象になります。

クリニックによっては、施術部位の仕上がりの確認のため、テスト注入をおこなっているところもあります。

テスト注入では、脂肪の代わりに麻酔液を施術部位に注入してふくらませ、仕上がりの状態を確認することが可能です。

｜経結膜脱脂＋脂肪注入

経結膜脱脂と脂肪注入は、組み合わせて治療することも可能です。

経結膜脱脂で余分な脂肪を除去した後、凹んでしまった部分に脂肪注入をおこなうことで治療します。

患者さん一人ひとりの症状や希望によってはこのように組み合わせ治療がおこなわれることもあります。

｜下眼瞼形成術（下眼瞼切開術）

下眼瞼形成術（下眼瞼切開術）とは、下まつ毛に沿うようにしてメスで切開し、処置をおこなうことで目の下のクマやたるみを改善する施術です。

脂肪を抑えている筋肉を剥がし、余分な眼窩脂肪を取り除いてから眼輪筋を膜状に持ち上げ、目尻の外側に縫合して固定します。

場合によっては、凹み予防として眼窩隔膜を骨膜に縫合したり、目元の小じわの改善のために余分な皮膚の切除をおこなったりすることもあります。

下眼瞼形成術（下眼瞼切開術）はメスでの切開や皮膚の切除などを伴う施術のため、施術後はテーピングなどが必要です。

目の下の脂肪注入で使用する脂肪について

目の下の脂肪注入で使用する脂肪は、カニューレを使って採取します。採取部位は主に太ももとなることが多いですが、そのほかにも腹部などからも採取するケースも。

脂肪を採取する部位に希望があれば相談できるクリニックもあるため、他部位からの採取を希望する場合は相談してみるといいでしょう。

経結膜脱脂と脂肪注入を組み合わせる場合は、目の下から採取した眼窩脂肪を注入するケースもあります。

｜コンデンスリッチファット（CRF脂肪注入）

コンデンスリッチファット（CRF脂肪注入）とは、遠心分離と専用のウェイトフィルターを使って採取した脂肪から不純物を除去してから注入をおこなう方法です。

この方法は脂肪の生着率が70％から80％～90％ほどにアップするものの、採取する脂肪の量が多くなるためドナー（脂肪を採取する部位の太ももや腹部のこと）に負担がかかる、また設備・器材が必要になるとの理由から、採用していないクリニックもあります。

｜そのほかクリニック独自の処理をおこなった脂肪

クリニックによっては、独自の方法で脂肪を処理しているところもあります。

たとえば、脂肪組織に含まれる不純物の除去後に脂肪をナノ化してなめらかにしてから注入する施術や、脂肪幹細胞とコンデンスリッチファットの中でも極めて小さな脂肪細胞のみを抽出したものを注入する施術があります。

それぞれ異なる特徴があるため、目の下の脂肪注入の施術を受ける際にはいくつかのクリニックの施術を比較し、自分に合ったものを選ぶといいでしょう。

詳しく知りたい場合は、施術前に複数のクリニックのカウンセリングを受けて、ドクターに相談してみるのもおすすめです。

目の下の脂肪注入の料金相場

脂肪注入には、脂肪を採取して注入用の製剤を作成する料金として約60,000～220,000円の料金がかかり、さらに脂肪注入の料金として約50,000～120,000円がかかることになります。

クリニックのホームページなどで料金を確認する際は、脂肪採取の料金と別で表記してあるケースが多いため、脂肪注入の料金との両方を確認し、合算した金額が必要となることを覚えておきましょう。

目の下の脂肪注入の施術の流れ・手順

ここからは、目の下の脂肪注入の施術の流れをご紹介します。

1.脂肪の採取

局所麻酔をおこない、カニューレを使って脂肪を採取

2.脂肪の処理

採取した脂肪から不純物を除去するなどの処理をおこなう

3.脂肪の注入

注入部位に麻酔をし、注射器を使って脂肪を注入する

目の下の脂肪注入のダウンタイム・痛み

目の下の脂肪注入では、脂肪を採取する部位に筋肉痛のような痛みが数日間起こることがあります。

注入部位についても熱感・鈍痛・腫れが起こることがありますが、数日ほどで改善するため心配ありません。

まれに内出血が起こることがありますが、1週間〜2週間ほどで治ります。

患部をこすらないようにすれば洗顔は当日から、メイクは翌日から可能です。

目の下の脂肪注入の失敗例やリスク

目の下の脂肪注入では、硬いしこりができるリスクがあります。これは、一箇所に集中して脂肪を注入したことが原因で起きる失敗と考えられるでしょう。

しこりを修正するには目の下を切開し、注入した脂肪を除去する必要があるため、しこりのリスクについてもしっかりと考えたうえで丁寧な施術をおこなってくれるクリニックを選ぶのがおすすめです。

目の下の脂肪注入の副作用や注意点

目の下の脂肪注入には、腫れや内出血などのほかにも副作用が起こることがあるため注意が必要です。

まずひとつが、吸収です。注入した脂肪はすべてが定着するわけではなく、いくらかは体に吸収されてしまいます。

施術部位を動かしたり、出血が多かったりすると脂肪の吸収が多くなるとされているため注意しましょう。

また、脂肪を入れすぎると逆に気になる部位が目立ってしまうリスクもあるため、適正な量を注入することが大切です。

まとめ

目の下の脂肪注入は、メイクなどでカバーが難しい目の下のクマやたるみを改善できる治療です。

脂肪注入のみの治療のほか、経結膜脱脂と組み合わせての治療なども可能なため、自分自身の悩みや症状に合わせて最適な治療を受けることが大切です。

クリニックによっても注入に使用する脂肪の処理方法などは異なるため、施術を受ける際にはクリニックを比較するのがおすすめ。

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