ダーマペンの効果を実感できるのはいつから？施術前に知りたい情報を紹介

ニキビ、ニキビ跡、クレーター、毛穴の開きなどを改善するダーマペンを知っていますか？

肌の表面に無数の穴を一時的に作り肌の自然治癒力を向上させるダーマペンは、女性が気になる多くの肌の悩みを改善する効果が期待できる優れ物です。

この記事ではダーマペンの効果やメカニズム、どれ位の期間で効果を実感できるようになるかなど、ダーマペンに興味がある方が気になるアレコレをまとめて紹介していきます！

そもそもダーマペンって何？

ダーマペンとは、髪の毛よりもさらに細い超極細針を使い肌の表面にわざと微細な穴を開けることで、肌が本来もっている自然治癒力を向上させる治療法です。

まず始めに、そもそもダーマペンとは何なのか、なぜ肌の悩みを解決できるのか、この点について解説していきます。

進化を遂げたダーマペン4

ダーマペンとは、アメリカのFDA（日本でいう厚生労働省にあたる機関）から承認を得ているニキビとニキビ跡治療に使用される治療機器の名前です。

ダーマペンワールド社からダーマペン1が発売されたのが2011年。それからも常に進化を続け2018年にダーマペン4が発売され、これが現在も主流となっています。

従来のダーマペンとダーマペン4の圧倒的な違いは、針の振動スピードと深さです。

針の振動スピードが早くなったことで、狙った皮膚の深さまで確実に針を刺すことができるように進化しました。さらに到達する深さも0.1ミリ単位で細かく調節可能なので、症状に応じてより細かく、効果的な治療が可能です。

さらにダーマペン4は小型なので、小鼻の毛穴や目元のシワなど、細かい範囲にまでアプローチをすることができます。柔軟性が増し、以前よりも多くの女性の悩みを解決できる最新機器として多くの美容外科クリニックが採用しています。

美肌再生治療のメカニズム

わざと微細な穴をあけて肌の自然治癒力を向上させるダーマペンですが、それでなぜニキビやニキビ跡などの肌に関する気になる悩みが改善されるのか、よく分かりませんよね。

ダーマペンで人工的に穴を開けられた肌は、以下のような過程で修復しようとします。

1. 傷の回復過程で、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなどが産生

2. これらの成分が肌のターンオーバー（生まれ変わり）を促進

傷を治療する過程で誕生する成長因子が肌のターンオーバーを促進することで、色素沈着により目立つニキビやニキビ跡を改善する効果が期待できるというわけです。

コラーゲンの生成は肌の生まれ変わりと同意義です。自然治癒力によって肌質は改善され、以前のものとは違う若々しいものになります。

ニキビやニキビ跡が気になる方だけでなく、肌質を改善したいと考えている方にも人気が高いのは、高いアンチエイジング効果も期待できるからです。

ダーマペンの効果はいつから実感できる？

それでは早速ここからは、ダーマペンによる効果と、その効果はいつから実感できるのかを紹介していきます。

解消できる肌の悩み

ダーマペンの効果を実感できるタイミングを説明する前に、まずはダーマペンでどのような肌の悩みを解消できるのかを説明していきます。

ニキビやニキビ跡の色素沈着に対してのみ、ダーマペンのターンオーバー促進の効果が見込めると思っている方が多いのですが、それ以外にも多くの悩みを解消できます。

・ニキビ

・ニキビ跡

・クレーター

・毛穴の開き

・シワ

・くすみ

・ハリ不足

・肌質の改善

赤ニキビや白ニキビといった現役のニキビ、色素沈着やクレーターといったニキビ跡、これら全てのニキビに対応できるのがダーマペンの強みです。

現役のニキビは肌にダーマペンを刺すことでアクネ菌や雑菌といったニキビの原因を綺麗に取り除くことができ、色素沈着したニキビや凹凸ができたクレーターも、深い箇所まで刺すことで傷が回復する過程で綺麗になります。

上記でも説明した通り、ダーマペンにより穴が開いた肌は再生の過程でコラーゲンを生成します。それにより肌が生まれ変わりアンチエイジング効果が期待できますので、加齢による肌のシワやくすみなども解消できます。

改善効果が実感できるタイミング

ダーマペンによる治療は、1回目からキメの改善効果を実感することができます。しかしながら効果が体感できるタイミングに関しては個人差があり、改善したい悩みにより期間も異なります。

ニキビ、ニキビ跡、毛穴の開きの改善を目的にダーマペンを利用したいと考えている場合は、ハリなどの効果を実感できるまで約1ヶ月程度かかります。

しかし、1回目から効果を実感することができる方もいれば、数回通ってようやく効果を実感できる方もいます。個人差があり断言することができない点ではありますが、どうしても気になるという方は担当医に直接確認してみましょう。

ダーマペン施術前に知っておきたい情報

肌のターンオーバーを促進し、気になる肌のコンプレックスを解消できるダーマペン。ここからは、施術前に知っておきたい気になる情報をまとめて紹介していきます。

施術の流れ

まずは、ダーマペンを使った施術の一般的な流れを紹介します。各クリニックによって多少の差はありますが、大まかな流れを覚えておきましょう。

1. 担当医師によるカウンセリング

2. 施術前に洗顔

3. 麻酔クリーム塗布

4. 治療開始

5. パック＆冷却

施術前に担当医師と肌の状態を確認し、治療箇所や適切な治療回数などを相談します。施術前に洗顔で化粧を落とし、麻酔クリームを塗ってから治療が始まります。

施術後はダーマペンの針により肌に穴が開いている状態なので、有効成分を導入するためにパックをして、真皮や表皮まで浸透させます。

最後に患部を10分程度冷却し、肌の状態を整えます。施術後のスキンケアに関しては、刺激の少ないオイルやクリームを利用するようにしましょう。

痛み

髪の毛よりも細い極細針といっても、顔に穴を開ける施術と聞くとやはり痛みは気になってしまいますよね。

従来のダーマペンと比べて現在利用されているダーマペン4は針のスピードが格段に上昇していますので、痛みが大幅に軽減されています。

さらにクリニックでは痛みが気になる方のために麻酔クリームを用意しているのが一般的なので、多少チクチクするような痛みはあるものの、注射のような痛みはありません。

しかし、痛みの感じ方は人それぞれ個人差があります。どうしても気になるという方はその旨を担当医に相談し、適切な麻酔の処置を施してもらいましょう。

ダウンタイム

ダーマペン施術後は、痛み・内出血・腫れ・痒み・熱感などが発生する場合があります。個人差はありますが一般的な経過として、残った赤みは数日から1週間程度で消失します。

施術後の肌は軽く延焼しているという状態なので、3時間程度は何も塗布せず、時間を置いてから肌に優しい化粧水やクリームなどを使用するようにして下さい。

時間を置けば施術当日からメイクをしてもOKです。また、施術部位への強い衝撃さえ避ければ入浴もシャワーのみ可能です。

尚、施術当日はできる限り飲酒は避けましょう。

施術頻度

ダーマペンによる施術は1回目からキメなどの効果改善が実感できますが、回数を重ねるごとにさらに高い効果を期待できます。

しかし、無闇に何度も治療すればいいという訳ではなく、大切なのは適切な治療間隔を担当医師と相談して決めるということです。

適切な施術頻度や間隔は個人差がありますが、一般的には2〜3週間に1回の周期で、回数は3〜5回が推奨されています。

ニキビの症状やクレーターの凸凹がどれ位なのかにより、頻度や回数は人それぞれ異なりますが、繰り返し施術することで高い効果を発揮する治療だということは覚えておきましょう。

注意点

以下に当てはまる方はダーマペンを使った施術は利用できませんので、施術前に必ず確認しておきましょう。

・酒さ（慢性炎症性疾患）

・単純性ヘルペス

・いぼ

・開いた傷口

・皮膚病

・血友病

・鉄アレルギー

・妊娠中の方

そのほか、担当医師がダーマペンを使った施術ができないと判断した場合は、当然ながら施術はできません。

まとめ

ダーマペンの効果や実感できるタイミング、施術前に知っておきたい情報についてまとめて紹介してきましたが、参考になりましたか？

ニキビ、ニキビ跡、クレーター、毛穴の開きを改善するだけではなく、コラーゲンを産生することで肌のアンチエイジングも実現してくれるダーマペン。麻酔クリームを使えばほとんど痛みを感じることなく、ダウンタイムも少ないので多くの女性から高い注目を集めています。

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